いろいろあって久しぶりの記事になってしまいました。
昨年からぼちぼちと作っていたミニチュアが一応出来上がったので御報告です。
きっかけはフリー3D CGソフト「Blender」の勉強と、3Dプリンタを使った透明レジンでのミニチュア試作でした。
ミニチュア製作に欠かせないのが薄い厚みの食器などの什器ですが、特に量産品の食器をシリコン型などで手作りするとサイズや厚みなどが揃わず雑な印象になってしまいます。それでも高度なテクニックを駆使されている作家さんはヒートプレスやバキュームフォームを使って事もなげに製作、量産されているわけですが、一般ピーポーなワタシの力量ではむずかしい。
モチベーションを保つためにも興味のある題材にしたいので、毎日のように淹れているコーヒーを題材に決めました。自分のコーヒー環境を再現してもちょっと違う気がしたので、いつもコーヒー豆を購入している「明暮焙煎所」さんの店頭をモチーフにしました。

店頭をそのまま再現すると大きな作品になってしまい途中で心折れそうなので、手のひらサイズに要素を詰め込む感じにまとめようと考え見切り発車しました(いつものことですが)。
作品の構成要素
「明暮焙煎所」さんは販売している全ての豆を試飲できる素敵なお店です。

試飲環境を再現することを念頭に表現したい要素を詰めていき、とりあえず以下の要素に決めました。
・コーヒーサーバーとコーヒー液
・コーヒー豆サンプル
・台座、入口のカンバンと電飾
・掲示物
・バックステージとして、ドリッパーとケトル
本当はお店に設置されている富士珈機製の焙煎機のミニチュアも作りたくて概略寸法の入った外形図も入手していたのですが、サイズが大きすぎることとフルスクラッチするにはかなりの技量と時間を要すると思い断念しました。いつかは作ってみたいものです。
勝手にミニチュアシリーズ第3号:明暮焙煎所
それでも四苦八苦して、それぞれの要素について形にしていき、ようやく完成しました。



Blenderの習得に時間がかかったのと、合間を見て作業をしていたので8ヶ月かかってしまいました(汗)。
マクロレンズで撮影すると、あてにならねぇ部品がざっと50ほどある・・・じゃない、修正したい部分が10は見つかりました(恥)。
今回は追加修正するともっと酷くなりそうなので、断念し、次回の反省材料とします。
「養生の手抜きとヤスリ不足は後悔の素。だがしかし、過ぎたるは及ばざるがごとし。」
余談
この作品は「明暮焙煎所」さんに差し上げました。作品の質としてはまだまだだとは思いますが、とても喜んでいただきました。
頑張って形に出来て良かったー!
お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄って作品を見せてもらってください。
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